業界ニュースの件

こんにちは。今回の担当Sです。

いつも別メンバーが社内のリクリエーションについて書いていますが、

今回は真面目なお話をしたいと思います。

はじめに念を押しますが、ここから先は私の主観も含まれますので、これが弊社全体の総意とは思わないで下さい。

また、広告業界人寄りと言うよりは一般人寄りとしての所感になりますので軽く流して頂ければと。

 

掲題にも掲げた業界ニュースについて。

最近一番のビックニュースと言ったらやはり一番は、DeNA様の「WELQ」記事問題です。

Yahooトップや色々な記事でここ一週間ばかり話題になっているので、皆さん知っていると思われますが、敢えて今回取り上げてみました。

様々なニュースサイトで触れられていますので、経緯などはお分かりかと存じます。

 

DeNAがヘルスケア絡みのキュレーションメディア商売で大炎上

↑初めて知ったのはこのあたりの記事です。

 

肩こりの原因は霊の仕業とか、♪妖怪のせいなのねそうなのね~で片付けられる某アニメみたいじゃないですかw

こんなの私でも書けるわ!って思いました。

 

DeNAの「WELQ」はどうやって問題記事を大量生産したか 現役社員、ライターが組織的関与を証言

↑今回の騒動で一番分かり易かったのはこの記事です。

 

ざっくり言うと、医療健康に役立つがテーマのキュレーションメディアなのに、専門家が書くのではなく、在宅バイト(外部ライター)をフリーランスサイトで募り、沢山あるテーマから好きな文章を書かせ、SEO上位に引っかかるような文言を使い、他サイトから言葉を引用して言い回しを変える。(リライト)類似とばれないよう長い文章を書かせる。その文章チェック機能はそこまで厳しくなかった模様。

 

正直言ってこんな大企業なのにそんな管理体制していたのかとびっくりしました。

専門家に話聞く事くらいできるでしょ…と。

 

その後、行政指導が入ったり(東京都、WELQ問題でDeNAを“呼び出し” 「同様な他サイトへの対応も検討」)、DeNA様のMERY他キュレーションメディアが一気に非公開となったり(プレスリリース)。

今日はMERYの記事も大量削除された模様。(DeNA、人気サイト「MERY」の記事も大量削除「無断転用した可能性」)

 

ついでに天下のTHE WALL STREET JOURNALでも記事になってしまいました。

 

弊社も取り扱った事があるので、社内でも話題になっています。

 

 

※ここからは、先に注意書きしましたが、あくまでSの所感です。

覚えている限りだと、2013年辺りからキュレーションメディアが頭角を現し、この2016年、女の子のサイト、メディアと検索かけると決まって上位は全部キュレーションメディアやそのまとめばかり。

1つヒットしたら決まって同じようなデザインで同じようなテーマばかり。

恋愛や愛の営みなんてのは書いた人の目分量で、自分が恋愛マスターになった気で書けばなんとでも書けます。

流行りのファッションやアイテムなんて雑誌やSNS、お店を見れば書けますし、インスタグラマーの写真を引用すれば簡単に纏められる。

こんなに手軽にできるし、取材をしなくてもページはできるのだからそりゃ流行るよねと思います。

しかし増えすぎるとユーザーも分散されるし、つまらないと淘汰されてクローズドされてしまいがち。

特に今回のWELQはファッション関連が多いキュレーションメディアにおいて医療を取り扱ってるのはまだ少ない方。

誰でも分かり易い言葉でと言う割には上記の記事のようなオソマツな内容でそれではユーザーも不信感を持ちます。しかも有名な企業が運営しているからとユーザーに安心感もあっただろうし、そんな企業が…バカなと思われたのでしょう。

このままクローズドしてしまうのか、記事を全て書き換えて新生WELQを開始するか、はたまた名前を変えて同じテーマのキュレーションメディアとして始めるのか。

WELQをはじめDeNA様のキュレーションメディアの今後がとても気になります。

 

また、これを知ったネットユーザーが他メディアのアラを見つけて凶弾するんじゃないかと今から気になります。

制裁を受けるのはそこだけじゃないと言わんばかりに。

今回のこの件について、他人事にはどうしても思えません。

弊社も記事広告を販売していますし、私も記事を書いたりSEOを運用した事がありますので、今後の販売に多大なる影響を受ける可能性が十分あります。

キュレーションメディアが一気に精査されてしまいそうですし。

 

キュレーションメディアの明日はどっちだ?!