後付けモチベーション

みなさんこんにちは!今年に入って7キロ痩せた、森本です!

50日で7キロ痩せたのでこのペースで行くと年末までに51キロ痩せる!という事でモチベーションが最高潮です。

という事で本日は『モチベーション』についてです。

モチベーションというと、日本では「やる気」「意欲」「動機」のような意味で主にモチベーションを上げよう、という文脈で話される事が多いですね。

どうやってモチベーションを上げたらいいのか、自分自身だったり部下だったりで悩んでいる人も多いかと思います。
関連する書籍なども沢山出ていますが、どれがいいのやらと。

そんな中、私の身近でかなりモチベーションの低い小学生が人が変わったと言われる程モチベーションが上がった話がありますので紹介したいと思います。

私は横浜市の少年野球のコーチをしておりまして、そのチームにT君という子がいました。

T君は小学校5年生でうちの子供の同級生なのですが、入部したのが4年生と比較的遅く、入ったきっかけも家でゲームばかりしているT君を心配してお母さんが無理やり入れたという理由でした。

元々運動が得意ではないし、やりたくもない野球を見知らぬ30人と一緒にやる、という厳しい環境でスタートした上に、走るとすぐに疲れて気持ちが悪くなる、キャッチボールをしても取れない、バットはボールに当たらないと楽しい要素が一つもなく横浜市の少年野球球児の中でも最低のモチベーションだったと思います。

そんなT君は頑張って毎週土日欠かさず練習にくるものの、中々うまくならず練習ではほとんど笑顔を見せる事もなくいつもつまらなさそうにしている日々が半年ほど続きました。

そんなある時、外野の守備練習でかなり難しいフライをT君が取って、ナスキャッチ!と子供もコーチも皆で褒めて子供達はグローブでハイタッチをして大げさに喜んだ時に、T君が今までださなかった笑顔を溜めていたかのように満面の笑みでニカッ!と笑ったのです!

その顔は今でも覚えているのですが、そこからT君は大きな声を出すようになったり、難しい飛球にも果敢にチャレンジしするようになりました。

バッティングも遠くに飛ぶようになり、ついに試合にでるようにまで成長したのです。

第一打席は緊張のあまり顔面蒼白でしたが(皆大笑いw)、第二打席は、にやにやしながら監督のサインを見ていて、それを見た応援に来ていた父母の人達が「T君、人が変わったみたいだね!」と皆喜んでいたのを覚えています。

私が、「野球楽しいかい?」と聞くと、大きな声で「はいっ!」と言ってくれたのが本当に嬉しかったです。

思い出話を書くと止まらないので話を戻すと、最低のモチベーションだったT君はチームで最高のモチベーションの持ち主に変わったのです。

では、T君はどうやってモチベーションを上げたのでしょう。

そうなんです、T君はモチベーションを上げたのではなく、モチベーションが上がったのです。

難しいボールを取ったという体験から、皆が喜んでくれるという快感、上手く行くという成功体験がモチベーションを上げました。

そのきっかけは、出来なくても一生懸命取り組むというT君の行動だったと思います。

モチベーションは初めからなくても良くて、『行動』を沢山することにより後付けで上がるものなので、モチベーションで悩んでいる方が居たらあれこれ考えずまずは行動量を増やしてみましょう!

それではまたお会いしましょう!